最終更新 2021年3月17日
極太刀の手紙をまとめています。
手紙は、極修行に出たキャラが出します。
読み終わった手紙は、「刀帳」→「極になる前のキャラ」の所でまた読む事ができます。
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燭台切光忠・極
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燭台切光忠 |
手紙1 |
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君へ やあ、僕がいない間もみんな元気に過ごしてるかな。 修行の地からこの手紙を書いているよ。 どこで修行するかはいくつか候補があって、迷ったんだけどね。 仙台藩、伊達政宗公のところにしたよ。 あの方がいなければ僕はおそらくこの号を得ることはなかったわけだしね。 |
手紙2 |
君へ いやはや、やっぱり政宗公は強烈な方だよね。 やること為すこと良くも悪くも話題になるし、それでいて文化人としても一流。 そしてあの素晴らしいファッションセンスとなれば、周囲の印象に残らないわけがない。 戦国の世が終わり、将軍家以外の力が弱まっていくというこの時期に、 これを貫けたのは偉大だよ。 僕の歴代の主にはそれぞれに思い入れがあるけれど、 やっぱりこの在り方には憧れてしまうね。 |
手紙3 |
君へ うん、そうだね。 格好良さ、というのはその在り方がどれだけ人の心に残るかなんだよね。 それはきっと単純な美醜とは違う概念なんだ。 そして、僕はそう在りたいと思う。 物理的な器が朽ちたり、人々の前からいなくなっても、存在感を保ち続ける。 そうやって人の心に残ったものの先にいるのが、僕たち刀剣男士だ。 もう少しだけ、ここで格好良さを学んだら帰るよ。 イメージチェンジした僕をお楽しみに。 |
山伏国広・極
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山伏国広 |
手紙1 |
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主殿 カカカカカ! 大手を振って長きにわたる山籠もりに出られるというのはありがたい話であるな! 此度の機会に拙僧、大きく成長せねばなるまい! 人里離れ山野を巡り、己の肉体を鍛えあげる。 それは己との対話である。 故に筋肉こそ悟りの証というわけであるな! |
手紙2 |
主殿 カカカカカ! 山に籠もり己を鍛えていたところ、 拙僧、他の山伏と遭遇してしまったのである。 いやいや、お互い素性を詳しく話したりはせんので歴史への影響は怒らん。 しかしこの山伏、変わった男でな。 この打刀全般の時代に、わざわざ太刀を打とうと言うのだ。 しかも、剛性を低くする彫り物まで入れようと言うのだ。全く気が知れぬ。 ……などととぼけても仕方あるまいなあ。 山伏が打とうとしている太刀。 それこそが、主家再興の祈りを込めて打たれた山伏国広。 即ち拙僧であるのだから。 |
手紙3 |
主殿 拙僧はな、実際に振るうための刀ではない。 失われたものへの弔いの刃。 祈りのための刃。 すなわち人の想いを玉鋼に込め、鍛え上げた太刀である。 主家再興の祈りはもはやはるか昔のこと。 拙僧にはもはや弔うことしかできん。 それはきっと、終わることのなき修行と何ら変わらぬ。 だが、 今歴史を捻じ曲げようとする敵が現れ、それに抗おうという衆生の想いがある。 ならば拙僧は、その祈りに応えるべくこの力を振るうしかあるまい! カカカカカ! |
獅子王・極
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獅子王 |
手紙1 |
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主へ へへ、修行っていいよな。 なんか強くなるための王道展開! みたいな感じだろ。 で、ここは……なんだ、京じゃん! なつかしいなー。 ……あれ? ってことは、 ここにいるっていう俺が師匠にするべき相手って……じっちゃん!? |
手紙2 |
主へ 俺は今、じっちゃんのところで色々勉強中。 じっちゃんすげえよなあ。あの歳で戦えるんだぜ。鵺だってビビってる。 強さってのは、力が強いとか、素早いとか……、そういうのだけじゃないんだ。 俺、初めて分かった気がする。 |
手紙3 |
主へ じっちゃんが、亡くなったよ。 戦で負けた結果だけれど……でも、 最期まで現役だったじっちゃんを、俺は誇りに思う。 それに、この平氏との戦がきっかけで、 後の鎌倉幕府成立やそれからの歴史が続いていくんだ。 だから、俺は歴史を……、ここから連なる全てを守ってみせる。 主も、それを応援してくれるよな。 |
髭切・極
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髭切 |
手紙1 |
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主へ 突然八幡大菩薩からのお告げがあっただなんて、君も面食らっただろう。 まあ、僕の主やってたらよくあることだから君も慣れたほうがいい。 で、本題なんだけど、歴史を辿る旅は逸話と名前を辿る旅にもなりそうだよ。 僕も弟もねえ、人間がいろんな名前をあとから付け加えるから どう呼べばいいかわかんなくなっちゃうんだ。 ただね、長く残る逸話と名前は僕らをより強くするようだよ。 |
手紙2 |
主へ さあ、やってきました鎌倉。 では、頼朝のところに邪魔になろうかな。 いや、実際に八幡大菩薩のお告げを受けた義朝のところへ行くべきなのかもしれないけど、 源氏の惣領として地位を確立したのは頼朝だろう。 まあ、頼朝はいくさ下手だけどね。 人を指揮するんじゃなく自分が戦う分には強かったから、僕の修行にもなるんじゃない? |
手紙3 |
主へ さてさて、頼朝が幕府成立させたし僕が見届けるのはここまででいいかな。 ここから先は、源氏の重宝として他家と華々しく戦ったりとかはないからね。 大事に仕舞い込まれて、出てきたと思ったら源氏同士で相争う際の道具にしかならない。 そんなの、どちらに加護を与えろと言うんだ。困ってしまうよね。 物語と名前を結び、加護の力も戻ってきている。 行き場を失ったこの力、君のために使ってみるとしよう。 |
膝丸・極
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膝丸 |
手紙1 |
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主へ まずは修行の許可を出してくれた事に感謝を。 俺は兄者のように八幡大菩薩のお告げを受けて行動することはできぬ。 だから、この旅を決めたのは俺自身の判断だ。 やはり源氏の重宝としての力を最大限発揮するには源氏との接触が必要だ。 強くなって帰る。楽しみにしておけ。 |
手紙2 |
主へ 俺は京へとやってきた。 目的は九郎……、義経の一行と合流するためだ。 まだこの段階で義経の下に俺は存在していない。 だが、俺の最後の名付けを行なったのは義経だ。 奴に同道するのはごく自然な流れといえよう。 せっかくだ。 刀だった頃には見ることができなかった義経のいくさ、 この目で見てこよう。 |
手紙3 |
主へ 義経は、儚く散ったよ。 奴はいくさの才能こそあったが……、 人の心を慮ることがひどく苦手だったようだ。 その結果が兄の不興を買い、討たれる末路とは 悲しいものだ。 俺と兄者は源氏に勝利をもたらす重宝。 だが、源氏同士で相争う場合、何もしてやる ことはできない。 主よ、修行の旅は終わりだ。 この行き場のない加護は、君のために使うとしよう。 |
一期一振・極
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一期一振 |
手紙1 |
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主へ 弟たちは元気にやっていますか? そうであればよいのですが。 戦いは激化していく一方。 兄として私が出来ることといえば、今より強くなることくらいしかありません。 修行の足がかりとして、私にあるのは欠けた想いの残骸だけ。 ものが失われたという記録を見た結果、そこに何があったかはわかるが、 どういうものだったかが実感できない、という感覚が近いでしょう。 この欠けた想いが埋まれば、私の力は完全なものになるのですかな……。 |
手紙2 |
主へ ここは大坂。 見上げれば、在りし日の城が見えます。 ですが、この期に及んで、私は何一つ現実感を得ていないのです。 記憶にはあるのです。 ただ、それは他人の書いた記録を読んでいるようなもので、とても自分のこととは思えない。 ……それを言い出したら、刀であった私がこうして人の姿を得て、 思い出の時代を訪れているなんて、それこそ夢幻のような話ですが。 |
手紙3 |
主へ 豊臣秀吉という人物は、名刀をこよなく愛し、収集した人でした。 それはきっと、刀という象徴を通して、 この日の本の武士を従えているという実感を得られたからなのでしょう。 その人物が、自分の佩刀として選んだ。 そのことが、かつての私の誇りだったのでしょうな。 だからこそ、かつての私は豊臣の時代が終わった後に大阪城とともに焼け落ち、 再刃された私はそれを共有できない。 過去の記憶は未だ他人事のよう。 それでも共感を得られたのは、今また、名刀を集める主のもとにあるから。 おそらくは、今の主のもとにあれば、いずれ欠落を気にすることもなくなるでしょう。 ……そろそろ帰りますか。弟たちがたるんできている頃でしょう? |
鶴丸国永・極
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鶴丸国永 |
手紙1 |
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主へ 永き闇をぬけると鎌倉であった。 よっ、元気にしてるか? 鶴丸国永だ。 そうそう、俺は執権北条貞時殿のところってわけだ。 俺を前の主の墓から暴いたって伝説が残ってる御仁ではあるが、 それでも有名な俺の主の一人であることにゃ代わりはない。 せっかくだから己の有り様でも見つめなおしてくるぜ。 |
手紙2 |
主へ 俺の有り様。有り様、ね。 改めて考えるとわからんもんだ。 知っての通り俺は驚きにこだわる。 それは平穏な日々が続くことの否定なんだろうか。 貞時殿は元寇後の国内情勢平定に取り組んだ、あるいは取り組まされた御仁だが、 もしや、俺の有り様はその反動なのか? |
手紙3 |
主へ 貞時殿が死んだよ。 まあ、晩年はひどいもんだったな。 いくら手を尽くしても別の問題がわいてくる。 跡継ぎにはまだ先のことを託しきれない。 で、荒れないほうが無理って話か。 結局のところ、俺は幾人もの主が望んで、 それでも得られなかったものに反発してるだけなのかねえ。 ま、だからと言って今更有り様を変えるなんざできやしない。 できるとすれば、今代の主に平穏な日々を与えて、それを適度に混ぜっ返すことくらいか。 そうと決まれば善は急げだ。 きみの行く先を、白く照らすさ。 |
鶯丸・極
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鶯丸 |
手紙1 |
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主へ 修行の旅の空の下、これを書いている。 鶯だけに空の下、なんてな。 |
手紙2 |
主へ 俺は室町の世で、時の将軍から小笠原政康様に渡されてからこの方、 宝刀として大切に扱われ、飾られていたというわけだ。 そういう宝物扱いであったにもかかわらず、 お上へ献上されるときには大修復が必要だった有様。 実戦での誉れ高い評価など得ずとも、その美しさで名刀とされた大包平とは大違いなのさ。 |
手紙3 |
主へ ああ、そうか。 俺は古いだけで、それ以外に評価らしい評価を得られなかった刀、だと。 だからこそ同じ古備前派で打たれ、名刀の両横綱とまで言われた大包平が いつまでたっても童子切の影から逃れられないのが、もどかしくてたまらなかったのか。 他人がなんて言うかなんか、どうでもいい。 そう言われたかったのは、俺だったのか。 ここに在る。古くから、ずっと。 じゃあ、もう、旅は切り上げていいかな。 主と共に見上げた空は、あんなにも広く穏やかだったのだから。 |
江雪左文字・極
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江雪左文字 |
手紙1 |
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主へ 私は自分を見つめなおす旅の途上です。 刀という戦いの道具でありながら戦いを憎むこの矛盾。 この迷いに何らかの決着を付けなければ、おそらく先に待つのは破滅でしょう。 答えが見つかることを、祈っていてください。 |
手紙2 |
主へ 旅の行き着く先は、相模。 元の主である板部岡江雪斎に師事し、己の煩悩を晴らすつもりです。 戦とは。和睦とは。 学ぶことはいくらでもあります。 道は険しいでしょうが、修行とはそういうものでしょう。 |
手紙3 |
主へ どれだけ学んでも、どれだけ修行しても、戦いを悲しく思う心は変わりません。 ですが、それで良いのだということを学びました。 必要なのは、その心を抱えたまま、当事者として身を置くこと。 遠くから他人事のように悲しむのではなく、 悲しみを減らすべく、己の身を切る最前線に赴くこと。 主よ、私は貴方の置かれた状況を悲しく思います。 ですが、だからこそ、貴方の刀として、共に地獄を歩むとしましょう。 |